2012年11月23日金曜日

秋季大祭(しゅうきたいさい)の開催される文殊仙寺(もんじゅせんじ)

大分県国東市にある文殊仙寺(もんじゅせんじ)で秋季大祭が開かれます。

一年間の収穫や家族の無事など、すべてに感謝する祭りで、今年2012年は11月24日(土)、25日(日)に行なわれます。参拝時間は24日(土)は9:00~22:00、25日(日)は9:00~15:00。


夜にロウソクが灯されるのでしょうか、竹筒が参道に沿って並べられています。
大祭中は、健康や家運降冨などの願いをお寺で用意されている護摩木(ごまぎ)に書いて奉納すると、護摩供養(ごまくよう;護摩木を火に投じて願いが叶うよう祈ること)をしていただけるそうです。

境内は自然豊かで、境内自体が大分県の天然記念物に指定されています。また、昭和58年にも朝日新聞社が「21世紀に残したい日本の自然百選」に選んでいます。


今は紅葉で彩られています。
豊かな自然と同時に、境内の石造美術も見どころです。

参道入り口の二体の仁王像は、作者の名前は刻まれていませんが、優れた石工の作といわれています。1378~1379年に造られたそうです。

六所権現の前には、十六羅漢像(じゅうろくらかんぞう)が並んでいます。仏法を大切に守ることを誓った、お釈迦様の弟子十六人の像です。

高さ9mにも及ぶ宝篋印塔(ほうきょういんとう)近くにあるケヤキの樹です。樹齢が約1100年。
何度か文殊仙寺には足を運んでいますが、いつ見てもこのケヤキは存在感があります。1100年も、この地に生き続けていると考えると、不思議な感じがします。

国東半島の美しさを実感できる場所のひとつだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿