2012年5月27日日曜日

和田饅頭店の長洲饅頭(ながすまんじゅう)

場所:大分県宇佐市長洲4448-4

宇佐市の長洲(ながす)は、漁業や水産加工業が盛んな町です。昔ほどの活気はないそうですが、定期的に漁港の市場で「浜の市」などのイベントが開催されています。

イベントのある時期以外に、町の中を歩いてみると静かな港町という印象をもちます。

長洲の浜はかつて白砂青松(はくしゃせいしょう)で、美しい海岸だったそうです。その海岸をよみがえらせようと、今年の4月にクロマツ200本がビーチクリーンアップの参加者によって植えられたそうです。

そんな長洲の町に、「長洲饅頭」というお菓子があるとのうわさを、人づてに聞きました。小さな町にその町の名前がついている饅頭があるのか半信半疑でしたが、和田饅頭店(わだまんじゅうてん)という和菓子屋さんに売られていることを調べ、行ってみることにしました。

なかなか、開店しているときに行くことができなかったのですが、日曜日の昼ごろに店の前を通ってみると…開いていました。
饅頭は3種類ありましたが、全部「長洲饅頭」と呼ぶそうです
ショーウィインドウの中に小さな饅頭が数10個並べられて、おばあちゃんが一人店番をしていました。

これらが完売すると閉店するのでしょうか。どおりで夕方頃に店の前を通ってもいつも閉まっていました。

他にもお客さんが自転車で来ていて、予約していた10数個の饅頭を買っていかれました。白い饅頭以外は白あんで、1個60円の素朴な味の饅頭でした。地元の人たちに昔から愛されているスウィーツという印象でした。

2012年5月22日火曜日

三宮の景(さんのみやのけい)

撮影場所:大分県豊後高田市田染上野

県道34号線沿いにある耶馬渓(やばけい)のような奇峰がつらなる「三宮の景」。

車を運転しながらでも目に入ります。そのため、車を降りて写真を撮ろうという気がなかなか起きなかったのですが、この近くにある鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)を撮った帰りに、「ちょっと撮ってみよう」とシャッターをきりました。


大分県中津市にある耶馬渓(やばけい)のような景観に似ているため、別名「田染耶馬(たしぶやば)」と呼ばれています。

国東半島には、このような景観が広がる場所がたくさんあります。岩戸耶馬、夷耶馬(えびすやば)、文殊耶馬(もんじゅやば)などなど・・・。

その理由は、国東半島中心に古い鐘状火山(トロイデ)などの火山が集中しているためなのだそうです。

両子山(ふたごやま)を中心として、四方八方に放射状に走る川によって深く浸食された結果、上のような絶壁が現れたのだそうです。

2012年5月20日日曜日

豊後高田ふれあいマラソン大会

「第29回 国東半島ほとけの里 豊後高田ふれあいマラソン大会」が開催されました。
10kmの部、スタート前。

ウォークの部、スタート前。

2012年5月19日土曜日

鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)

撮影場所:大分県豊後高田市田染上野579

鎌倉時代に造られたとされる鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)。

中央の不動明王立像の脇に、矜羯羅童子(こんがらどうし;向かって右)と制多迦童子(せいたかどうし;向かって左)が彫られています。

両脇の童子は風化してしまい、その形がわからない状態でした。不動明王は上の写真のように形が残っています。右手に宝剣、左手に索(太い綱)を持っているそうです。

高い崖のふもとに彫られ、仏様を風雨から守るために覆家(おおいや)が造られています。

県道34号線から山のなかへ、両脇に草の生い茂る石段を登って行きます。覆屋内の雰囲気からすると、人はほとんど訪れていなさそうですが、どなたかがお供えものの花や水を取りかえているようです。

鍋山磨崖仏は昭和30年に国史跡に指定されました。

2012年5月9日水曜日

横岳(よこだけ)の鹿公園

撮影場所:大分県杵築市大田波多方4448

「ん!? なにか用?」
横岳自然公園はキャンプ場、宿泊施設、天体観測施設などがある観光スポットです。車で頂上(386.9m)まで行け、気軽に両子山(ふたごさん)や西叡山(さいえいざん)など国東半島の名山をみわたすことができますよ。

豊の国名水15選のひとつ…水の口湧水(みずのくちゆうすい)

撮影場所:大分県杵築市山香町大字南畑

水の口湧水は、大分県中部を代表する湧水で平日でも多くの方が訪れていました。上の写真は水汲み場の横にある「水の口農村公園」です。

水源から出た水が、蛇口式の水汲み場を経て、こちらの公園に流れてきており鯉も泳いていました。

ここは杵築市の守江湾につながる八坂川の源流で、毎分約1.5トンの水が湧きでているそうです。
昔から地域の生活用水、農業用水として使われてきたそうです。

水はもちろん透明で、口当たりはやわらかいです。この水を使うとおいしいご飯が炊けるそうですよ。

ホタルが見れる田染荘(たしぶのしょう)


毎年6月ごろに田染荘小崎地区(たしぶのしょうおさきちく)でホタルをみることができるそうです。

「ほたるの館」という所でいったん車を停め、徒歩で「荘園ホタル飛乱地」まで5分ほど。毎年6月上旬から中旬にかけて、ホタル鑑賞のためのイベントも開催されているようです。

宇佐神宮の荘園があった田染庄は今でも自然豊か。雑木林を歩いていると、タヌキがじっとこちらを見ていました。

撮影場所:大分県豊後高田市田染小崎4514
黄砂で霞んでいますが奥に見えるゴツゴツした岩山が 間戸耶馬(まどやば) 。朝日・夕日観音が祀られています。

今年も、ホタルを見ることができる時期が近づいてきました。

椿堂(遍照院) つばきどう(へんしょういん)

撮影場所:大分県豊後高田市黒土1400

猫がいっぱいいる、遍照院(へんしょういん)・・・通称、椿堂(つばきどう)は1760年に建立されました。
真言宗祖である弘法大師が唐から帰国する途中で暴風雨に遭い真玉の海岸に流れついたそうです。この地でのしばらくの休息後 、去るとき持っていた椿の棒で岩を突くと清水が沸き、杖は地に根を張り、天をつく大樹となったそうです。

これが、椿堂の由来だそうです。奥の院にはたくさんのお地蔵様、観音様が祀られており、上の写真のような万病に効くとされる霊水が湧いています。

病気の全快のお礼でしょうか、松葉杖やギプスなどが堂内には所せましと納められていました。
奥の院だけでなく、境内随所に石像が祀られています。とにかくすごい数でした。

上の写真は「水かけ親子地蔵」で、たくさん水をかけられてか、体の部分が苔むしています。親子の身と心を清め、家庭円満のご利益がある御地蔵様だそうです。愛くるしい姿です。


境内には人懐こい猫もたくさんいました。

訪れたこの日は黄砂で遠くが霞んでいましたが、夕日のある風景もきれいな場所でした。

2012年5月4日金曜日

時期は過ぎていましたが、福岡県北九州市にある樹齢150年の吉祥寺(きっしょうじ)の藤を見にいきました

撮影場所:福岡県北九州市八幡西区吉祥寺町13-11

北九州市の保存樹になっている吉祥寺(きっしょうじ)の藤。毎年、4月下旬から5月上旬には藤が満開となり、多くの人でにぎわいます。

お寺の前も露店が出店しています。平成24年5月4日のこの日、冒頭の白色の藤は満開でしたが紫色の藤は満開の時期が過ぎて、茶色が混じってきていました。もう少し早く訪れたほうがよかったみたいです。

それでも多くの方がお参りに来られていました。

境内の奥のほうで拍手がおきていたのでいってみると…

大道芸がおこなわれていました。

藤の花は時期が過ぎていましたが、楽しい芸をみることができてラッキーでした。

吉祥寺には、俗に「腹帯阿弥陀(はらおびあみだ)」と呼ばれる如来像があり、安産祈願で有名なのだそうです。 境内の隣には吉祥寺公園があり、展望台や芝生広場があり弁当をひろげて食べる家族づれでにぎわっていました。