2011年12月26日月曜日

海神社(かいじんじゃ)


安心院にある、龍王山の中腹に「海神社」はあります。小さな神社で拝殿へ登る階段前に神楽台と、下の写真のような鳥居型の電飾が設置されています。

海からは遠く離れているのに「海」神社・・・変わった形の狛犬がいたりと、ちょっと気になる神社です。

神楽(かぐら)の時期になると電球がはめられて電気がともされるのでしょうか。

神楽台(かぐらだい)。

拝殿へ続く階段。神楽台まえ広場より撮影。

拝殿と山門。


山門前には、ちょっと変わった形の狛犬があります。一般的に狛犬は向かって左側が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じたもの、右側が「阿形(あぎょう)」で口を開けたものということですが、この狛犬はどちらも口を閉じています。

拝殿です。

拝殿に装飾されている動物。形から見ると獏(ばく)のように見えますが・・・龍王山にあるということで龍を模しているのでしょうか。はっきりしたことはわかりません。


拝殿より臨む安心院盆地。

海神社をおとずれた時期は8月中旬。山道のあちこちにひらひらとハグロトンボ(羽黒蜻蛉がとんでいました。
人の気配を感じると、すぐに飛んで行ってしまうので、ここまで近づいて撮るのは難しかったです。

2011年11月23日水曜日

英彦山(ひこさん)の鬼杉 (2)



英彦山の鬼杉
奉幣殿-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」 ルートの南岳からです。

南岳を出てすぐ、オオカメノキの林があります。

南岳から鬼杉までの道のりは、道が荒れており、ところどころにこのような鎖場があります。急斜面ではありますが、断崖絶壁スレスレを渡っていくという場所はあまりないので比較的安心です。

材木石(ざいもくいし)付近
登山道で紅葉はみられませんでしたが、ときどき上の写真のような色づいた木がありました。

材木石
急斜面にて、突き出るように材木石(ざいもくいし)があります。火山からでたマグマが急に冷えてかたまったときにできたそうです。

案内看板に書いてある「鬼杉伝説」によると、鬼が社(やしろ)を建てようとして切りだした材木の残りが、このような石になったそうです。


登山道が川の一部になっています。雨のときは大変そうです。


材木石から20分ほど下ると鬼杉がみえてきました。鬼杉に着いたのはちょうど12時です。上の写真、真ん中よりやや右側に柵で囲われているのが鬼杉です。

樹齢は約1200年と推定されています。周囲は12.4m、現在の高さは38mですが、下の写真のように途中でポッキリ折れてしまう以前はもっと高かったそうです。福岡県で一番大きい木だそうです。




鬼杉は国の天念記念物に指定されています。

鬼杉近くに祀られている石仏。


牛窟(ぎゅうくつ) 正午に撮影
鬼杉の裏に「牛窟(ぎゅうくつ)」があります。水面に日光が反射し洞窟内を照らしています。幻想的な雰囲気です。

英彦山修行の初期は峰々を歩くより、岩窟にこもってお経を読むことが主だったそうです。この地方は岩窟の多い地形が広がっていて、英彦山修行の岩窟が49窟あったそうです。そのひとつが、この牛窟です。

鬼杉をあとにして「奉幣殿-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」ルートの奉幣殿へ向かう予定でしたが、道をまちがえて「英彦山大権現(だいごんげん)」、「しゃくなげ荘」方面へ降りて行ってしまいました。

しかし、英彦山大権現は紅葉スポットらしく、このような紅葉をみることができました。まだ完全に紅葉してはなく8割ほどでした。

写真には写せませんでしたが、緑から徐々に赤へグラデーションをとっているモミジも綺麗でした。

しゃくなげ荘から国道500号線沿いに英彦山駐車場まで3kmちょっと歩いていき終了しました。

2011年11月22日火曜日

英彦山(ひこさん)の鬼杉 (1)

撮影場所 福岡県田川郡添田町英彦山

福岡県と大分県をまたぐ日本百景のひとつである英彦山です。下の写真は中岳にある上宮です。
上宮は1188.2mにあります
登山ルートは「奉幣殿(ほうへいでん)-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」でした。途中道を間違えたこともあり、AM9時~PM2時まで5時間かかりました。

駐車場から奉幣殿(ほうへいでん)に向かうまでも、かなりの石段です。

奉幣殿(ほうへいでん)を過ぎてからも、登山道はよく整備されており歩きやすいです。上宮までは石段が続きます。



山の中腹は杉林です。


頂上付近にある関銭跡(せきせんあと)
豊臣秀吉が神社の所有地である「神領(しんりょう)」をとりあげたために、英彦山の経営が苦しくなったそうです。そのため、ここに関銭所(入山料を納めるところ)を造ったそうです。

関銭跡を過ぎると、上宮まで少しです。
上宮付近に登ってきたときはAM11時頃でしたが、霜柱がまだ残っていました。

階段に滴る水も凍り、ツララになっています
外気は冷たいのでしょうが、ここまで登ってくると汗をかくほど身体が温まっています。
倒木の霜が雪のようになっています
上宮付近になると再び道は比較的よくなります。

英彦山神宮(上宮)に着きました。

昼近くですが氷が張っています。

快晴です。霞はかかっていますが、遠くの山々まで見通せます。


上宮には、ほぼAM11時に到着しました。南岳からのルートは後日アップします。
奉幣殿-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」

八面山からの星空と夜景

撮影場所 大分県中津市三光田口

八面山にて中津の夜景と星空を撮影してみました。以前にも八面山からの夜景を紹介しましたが、このときは三脚なしで撮影しました。今回は三脚をつかい、露出時間をながくして撮影してみました。

電燈もないため周囲は真っ暗です。暗さに慣れてくると、中津市街からの光が周囲を照らしてくれている感じです。
上の写真は露出時間を20秒で撮影。山の陰に一部かくれていますが、中央よりやや下側にオリオン座が見えます。

露出時間を30秒に設定して撮影(上の写真)。プレアデス星団です。中央よりやや上側です。

手でシャッターを押すと、どんなに慎重に押してもやっぱりぶれてしまいます。夜景など光源をとらえないといけない場面ではやっぱり、カメラに直接ふれないでも操作できるリモートコマンダーが必要なようです。

中津の夜景です。露出時間20秒で撮影(上の写真)。露出時間が長すぎたようです・・・。

露出時間5秒で撮影(上の写真)。このくらいの時間だと光のひとつひとつがはっきりしていて、ちょうどいいようです。

中津の向こう側に見える海は、周防灘。その向こうに見える光は山口県宇部市のものでしょうか。この日、気温は3度。大気のゆらぎも少なく晴れていたことも幸いして、遠くまで見ることができました。