2012年1月31日火曜日

夜の葛原古墳(くずはらこふん)


葛原古墳は大分県内最大級の円墳だそうです。水田の中にあり高さ6m、直径53mの小山になっています。5世紀後半に宇佐平野を支配していた指導者により作られたそうです。

夜には四日市(よっかいち)の街の灯りをバックにしてそのシルエットが浮かびあがります。葛原古墳周囲は農道が走っていて、車通りはそこそこにありますが、気持ちのいい散歩コースになります。でも今夜はとても寒くて風も吹いていて…写真を撮っている手の感覚がなくなってしまうほどです。

古墳の上に月がかかっている景色も味がありますょ。

応利山(おうりさん)に登る


国東半島・六郷満山 霊場めぐり第一番札所の報恩寺がある応利山に登りました。下の写真は登山途中にある報恩寺ちかくから眺めた豊後高田市街です。
豊後高田市街
応利山は298mと低めの山で、道のりもなだらかで軽い散歩がてら登ることができます。行程のほぼ半分くらいは整備された階段が続き、階段途中に報恩寺があります。
報恩寺
報恩寺山門は、いまでは礎石だけになっています。

報恩寺付近
報恩寺付近
風除大権現(ふうじょだいごんげん)の祠があるところから自然道になり、登山という感じになってきます。
風除大権現社(ふうじょだいごんげんしゃ)
この祠の左側から応利山頂まで続く登山道が続きます。

三角点(三等三角点)があり、ここが山頂とわかりますが・・・
山頂の展望は開けていません。うっそうとしているわけではないので、木漏れ日が落ち葉にあたり静かでいい雰囲気です。
ゆっくり歩いて往復すると1時間ぐらいで、歩きやすい山道なので軽く運動するにはもってこいの山です。


2012年1月24日火曜日

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)

撮影場所 大分県豊後高田市田染平野2581 熊野磨崖仏

山の岸壁に彫られた大きな仏様です。昭和39年に国指定重要文化財に指定されています。
不動明王像 
不動明王は全高約8m。

大日如来像
大日如来像は全高6.3mです。
全体像は上の写真のような感じです。熊野磨崖仏に訪れたこの日、昼ごろでしたが、雪が少しだけ降っていて風も吹きとても寒かったです。

観光されている方は他に1組いるだけでした。
石臼のなかの水にも氷がはっていました。

この磨崖仏にたどりつくまでは「鬼が一夜で築いた」と伝えられている長い石段が続いています。以前訪れたときは夏の暑いときで、この石段を登ると汗でびっちょりでした。
すごく急な苔むす石段で、気をつけないとすべってこけそうになります。この石段が造られたエピソードはおもしろいのでご紹介します。

『紀州熊野から田染(たしぶ)の郷に移られた権現(ごんげん)様は力がありました。近郷の人々もお参りをするようになっていました。そこへどこからか鬼がやってきて住み着きました。鬼は人間を食べたく、ある日、権現様にお願いをしました。権現様は「日が暮れて翌朝鶏が鳴くまでの間に百段の石段を作れば、この希望を聞く。但し、できなかったら反対に喰い殺す…」といわれました。

権現様は、一夜ではとても無理と思って約束したのですが、鬼は人間の肉が食べたいあまり、西叡山(高山寺がある山)に夕日が落ちてから、一生懸命に山から石を捜して運びました。九十九段を築いて、下から鬼が最後の一段の石を担いで登ってくる…これでは鬼の約束を守らなくてならないと思われ……朝がくる直前「コケコッコ-」と鶏の声を真似をしたところ、鬼は夜明けがもう来たのだと間違え逃げ去ったということです。

そして最後の一段分を夢中で逃げ、石を放り投げたところ、その石が倒れずに立ったまま残ったところが立石(山香町)になりました。

里人たちは、これ以降安心して生活ができ、岩に刻んだ仏様を朝に夕に拝んだとさ……』

下から見上げると圧倒されます。雄大な磨崖仏です。

熊野磨崖仏を後にすると雪が強く降ってきました。

2012年1月22日日曜日

奈良県 若草山から眺める

撮影場所 奈良県奈良市雑司町 若草山

奈良県 東大寺ちかくにある若草山からの風景です。ここからの夜景は「新日本三大夜景」にも認定されています。

6年ほど前、奈良奥山ドライブウェイを走り、途中で車から降りて撮ったものです。

山は芝生で覆われていて、たくさん鹿もいます。写真では鹿は少ないようにみえますが、時期が夏だったのでほとんどは日陰に入って休んでいました。

昼間でも、とってもいい景色ですょ。

2012年1月8日日曜日

マジックアワーに挑戦するけど・・・

撮影場所 大分県国東市国見町向田

空気が澄んでいるせいか、最近の朝焼けはグラデーションが綺麗で写真におさめたいと思っていました。

1月8日、その朝焼けを山の上から撮りたいと思い国東半島へといきましたが、いいロケーションを決められず結局撮れませんでした。朝焼けや夕焼けが撮られる時間は限られています。

日没後の光源のない約20分間を「マジックアワー」と呼ぶそうですが、日の出まえの状態もそう呼ぶのか調べてみると、どうも呼んでもいいそうです。しっかり「日没のみという解釈は誤解」と書かれています。wikiを調べてみるとブルーアワーとも呼ぶようです。

収穫なく、とりあえず伊予灘まで出てみました。下の写真のように強い日差しで、海面の反射もきらびやかでした。
朝9時に撮りました
カラーフィルターをかけると、普通の風景もずいぶん変わった印象になります。
向田海水浴場付近を撮影しています。


朝焼けが撮れるロケーションをあらかじめ決めておいて再挑戦したいです。

2012年1月7日土曜日

宇佐神宮(うさじんぐう)

撮影場所 大分県宇佐市南宇佐 宇佐神宮

夜の宇佐神宮です。
手水舎
日本には多くの神社があり、その数は約8万社にもなるといわれています。一言で神社といっても祀られている神さまが異なります。

例えば、八幡、熊野、天満、稲荷などで、八幡は応神天皇(おうじんてんのう)、熊野は熊野権現、天満は菅原道真、稲荷は稲荷神が祀られています。

宇佐神宮 上宮(じょうぐう)
これらの神社のなかで一番多く祀られているのが八幡(はちまん)さまで、約4万600社の社(やしろ)があるそうです。

この八幡さまの総本宮が宇佐神宮です。八幡さまの御神霊である応神天皇(おうじんてんのう)が初めて現れたのが、宇佐(うさ)の地とされています。
上宮付近
正月三が日を過ぎると、さすがに夜間に訪れる人は少ないです。
大鳥居
絵馬殿付近
春宮神社付近
宇佐神宮境内に「若宮神社」、「春宮神社」など小さな神社が点在しています。
春宮神社から若宮神社へ至る 参道

若宮神社付近
夜店も閉まり、閑散として寂しい感じがしますが三脚を立ててゆっくり写真が撮れます。
宇佐鳥居
この宇佐鳥居をくぐると奥に上宮がみえてきます。
夏には夏越し祭り花火大会が開催されます。打ち上げ数は1500発だそうです。
画質は良くありませんが昨年7月30日にデジカメで撮った花火の映像です。


上宮に参拝できる時間:
4月~9月(5時30分~21時)
10月~3月(6時~21時)

2012年1月2日月曜日

頓田貯水池(とんだちょすいち)

撮影場所 福岡県北九州市頓田 大北亭付近

頓田貯水池(とんだちょすいち)は遠賀川(おんががわ)からポンプで揚水(ようすい)して蓄える、貯水だけを目的としている池です。付近にはカンガルーなどとふれあえるグリーンパークがあります。

貯水池周囲はサイクリングコースがはしっており、約4kmと7kmのコースがあります。

第一貯水池(1952年完成)の建設後、第二貯水池(1968年)が造られました。ずいぶん昔からあるようです。サイクルボートも貸し出されています。

上の写真は「大北亭」と呼ばれる中国風の休憩所です。貯水池の真ん中あたりに位置します。これは、北九州市と中国の大連市との友好都市締結3周年を記念して、1983年2月に建てられ、大連の「大」と北九州市の「北」を取って大北亭と名付けられました。金色の屋根は大連市から寄贈されたそうです。

夕方頃に訪れると、カモが次々と池に降り立っていました。夜の間、この池が寝床となるようです。

この日、小雨がぱらついて、雲の間から夕日がときおり顔をだしていました。サイクリングロードは薄暗く、ちょっと幻想的な雰囲気が漂います。

寒い日でしたが、犬の散歩やウォーキングをしている方と、ときどきすれ違いました。
目の前の水面が夕日で赤く照らされ、その中に小島が浮かんでいました。