2012年11月30日金曜日

長崎鼻海蝕洞穴

大分県豊後高田市香々地にある長崎鼻(ながさきばな)。ここに地質的にも珍しく、大分県の名勝にも指定されている「行者洞窟」があります。


キャンプ場から洞窟へ降りてゆく下の写真のような階段があります。

洞窟の向こう側からもれてくる光が、海水を青く透かせています。

長崎鼻には、昔火山から噴出した溶岩が固まってできた岩の層があります。

この層が長い年月をかけて海水により侵蝕されて、約20個もの洞窟ができています。
ここ行者洞窟には「役の行者」、「不動明王」、「蔵王権現」が祀られています。

行者洞窟の名のとおり、昔は修験者の修行場だったそうです(案内の看板より)。

並石ダムの朝霧

朝、外を見てみると濃い霧が立ち込めていました。霧のかかる田園風景を撮ってみたいと外にでてみましたが、なかなか思うような写真が撮れず、だいぶ車を走らせて並石ダムまできてしまいました。

朝のはやい時間帯は、霧が濃く朝日を受ける月が感じよく浮かんでいます。

並石ダムまできました。水面ちかくに靄がかかっています。風が吹くとスーッと流されてゆきます。

ここまで薄くなると靄(もや)と呼ぶそうで、視程が1km未満になってしまうと霧(きり)と呼ぶそうです。一番はじめの写真では向こう側が見えなくなっているので霧と呼ぶのでしょうね。

夜の間に雨が降っていたわけではないのすが、湿度が高くて雨後のように樹の枝から雫がぽたりぽたりと落ちています。


枝についている雫に光が透け、小さな飾りがたくさんとりつけられているようです。


2012年11月28日水曜日

朝霧

大分県宇佐市院内町定別当(じょうべっとう)付近の風景。

小雨が降る早朝。大分県中津市の深耶馬(しんやば)に紅葉を見に行く向かう途中で見かけました。まるで山水画のような幽玄な風景です。
こういった景色と出会えるので、雨の日にも外出は楽しいものです。

2012年11月27日火曜日

旧千燈寺の石仏

大分県国東市国見町にある旧千燈寺(きゅうせんとうじ)。奥の院のすぐそばにある石仏。
旧千燈寺は、今、訪れる人は少なく閑散とした雰囲気が漂っていますが、一枚岩に半肉彫りにされた仁王像や、国東半島各地にお寺を建立した伝説のお坊さんである仁聞(にんもん)のお墓など、文化財が多く残っています。

旧千燈寺は1500年代にキリシタン大名である大友 宗麟(おおともそうりん)による焼き打ちにあいました。その後、再建されたものの以前のような繁栄をとりもどすことはなかったそうです。

現在、千燈寺は別に場所を移して続いています。

2012年11月25日日曜日

平尾台(ひらおだい)

晴天ですがすがしい気候だったこの日、平尾台(ひらおだい)にいってみました。平尾台は北九州市、行橋市、田川郡香春町、京都郡苅田町、みやこ町にまたがるカルスト台地です。石灰岩で形成されている台地が、雨で浸食され、下の写真のように、草原に点在する羊の群れのように見えます。この石灰岩が溶け残って地表にできた石の柱のことをピナクルと呼ぶそうです。これは目白洞ふきんの景色です。

秋吉台(山口県)、四国カルスト(愛媛県・高知県)とともに日本三大カルストのひとつに数えられています。千仏鍾乳洞、雄鹿洞、目白洞の3つの観光地化された洞窟をはじめたくさんの洞窟が点在しています。

青空が広がる日は、緑・白・青の風景が独特です。

平尾台にある鍾乳洞のなかで一番有名なのだ千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)ですが、これらの写真を撮ったところ付近にある目白洞からは、ナウマンゾウなど古代生物の化石が見つかっているそうです。




ハイキングにはうってつけの場所です。今日もたくさんの方が登っておられました。

滑らかな曲線のピナクルが日光できらめいていました。

2012年11月23日金曜日

国東町 三十仏(さんじゅうぶつ)付近

場所:大分県国東市国東町岩戸寺
以前投稿した三十仏の仁王像。岩戸寺近くにある国東町指定の有形文化財です。今回の訪問では天気だったので、この像の向こう側にある三十仏(さんじゅうぶつ)を目指しました。

吽形(うんぎょう)像

阿形(あぎょう)像
参道は杉林をぬけています。空へ向かってまっすぐ伸びる杉が木漏れ日を受け、美しいです。まるで人工の柱のようです。


参道を5分弱進むと右手に、下の写真のような階段が現れます。
三十仏が安置されている御堂に続く階段。杉林と階段、御堂がひとつの整えられた画のように美しいです。


秋季大祭(しゅうきたいさい)の開催される文殊仙寺(もんじゅせんじ)

大分県国東市にある文殊仙寺(もんじゅせんじ)で秋季大祭が開かれます。

一年間の収穫や家族の無事など、すべてに感謝する祭りで、今年2012年は11月24日(土)、25日(日)に行なわれます。参拝時間は24日(土)は9:00~22:00、25日(日)は9:00~15:00。


夜にロウソクが灯されるのでしょうか、竹筒が参道に沿って並べられています。
大祭中は、健康や家運降冨などの願いをお寺で用意されている護摩木(ごまぎ)に書いて奉納すると、護摩供養(ごまくよう;護摩木を火に投じて願いが叶うよう祈ること)をしていただけるそうです。

境内は自然豊かで、境内自体が大分県の天然記念物に指定されています。また、昭和58年にも朝日新聞社が「21世紀に残したい日本の自然百選」に選んでいます。


今は紅葉で彩られています。
豊かな自然と同時に、境内の石造美術も見どころです。

参道入り口の二体の仁王像は、作者の名前は刻まれていませんが、優れた石工の作といわれています。1378~1379年に造られたそうです。

六所権現の前には、十六羅漢像(じゅうろくらかんぞう)が並んでいます。仏法を大切に守ることを誓った、お釈迦様の弟子十六人の像です。

高さ9mにも及ぶ宝篋印塔(ほうきょういんとう)近くにあるケヤキの樹です。樹齢が約1100年。
何度か文殊仙寺には足を運んでいますが、いつ見てもこのケヤキは存在感があります。1100年も、この地に生き続けていると考えると、不思議な感じがします。

国東半島の美しさを実感できる場所のひとつだと思います。

2012年11月21日水曜日

猪群山(いのむれやま) 3回目登山 常盤(ときわ)コース

3度目になる猪群山(いのむれやま)登山。猪群山は臼野(うすの)コースと、常盤(ときわ)コースがあります。

今回は初めて、常盤(ときわ)コースを登りました。常盤コースの方が、八面山や中津方面を見通すことができ、比較的景色が綺麗な印象です。

スパランド真玉が眼下に見えます。立ち寄り湯は300円と安く、ジェットバス、泡風呂、サウナ、露天風呂など設備はとても充実しています。しかも綺麗です。

常盤コース登山口付近は、地元の方の努力によりトイレや駐車場が整備され、ちょうど紅葉の季節で銀杏の黄いろが青空に映えていました。

常盤コースは、景色や道のり、距離ともに臼野コースと比べて、登りごたえのある感じがしました。
今回も、もちろんストーンサークルのある北峰まで登りました。休憩をとりながらゆっくり登っても、往復3時間ほどの気軽に登ることができる山です。天気の良い日は、景色も美しいです。

2012年11月15日木曜日

両子寺(ふたごじ)の紅葉 再訪

前回、紅葉を観るために両子寺へ訪れたとき、まだ色づいているモミジは少なかったですが、今日は大部分がしっかりと美しく彩られていました。

仁王門から護摩堂までの参道にて。




護摩堂前にて。こちらはだいぶ、葉が散ってしまったようです。

護摩堂横にて。

稲荷堂前にて。

紅葉越しに護摩堂を眺める。

大講堂前にて。

奥の院前にて。

今まで知らなかったのですが、この境内から両子山山頂に行くことができるようです。