2011年11月23日水曜日

英彦山(ひこさん)の鬼杉 (2)



英彦山の鬼杉
奉幣殿-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」 ルートの南岳からです。

南岳を出てすぐ、オオカメノキの林があります。

南岳から鬼杉までの道のりは、道が荒れており、ところどころにこのような鎖場があります。急斜面ではありますが、断崖絶壁スレスレを渡っていくという場所はあまりないので比較的安心です。

材木石(ざいもくいし)付近
登山道で紅葉はみられませんでしたが、ときどき上の写真のような色づいた木がありました。

材木石
急斜面にて、突き出るように材木石(ざいもくいし)があります。火山からでたマグマが急に冷えてかたまったときにできたそうです。

案内看板に書いてある「鬼杉伝説」によると、鬼が社(やしろ)を建てようとして切りだした材木の残りが、このような石になったそうです。


登山道が川の一部になっています。雨のときは大変そうです。


材木石から20分ほど下ると鬼杉がみえてきました。鬼杉に着いたのはちょうど12時です。上の写真、真ん中よりやや右側に柵で囲われているのが鬼杉です。

樹齢は約1200年と推定されています。周囲は12.4m、現在の高さは38mですが、下の写真のように途中でポッキリ折れてしまう以前はもっと高かったそうです。福岡県で一番大きい木だそうです。




鬼杉は国の天念記念物に指定されています。

鬼杉近くに祀られている石仏。


牛窟(ぎゅうくつ) 正午に撮影
鬼杉の裏に「牛窟(ぎゅうくつ)」があります。水面に日光が反射し洞窟内を照らしています。幻想的な雰囲気です。

英彦山修行の初期は峰々を歩くより、岩窟にこもってお経を読むことが主だったそうです。この地方は岩窟の多い地形が広がっていて、英彦山修行の岩窟が49窟あったそうです。そのひとつが、この牛窟です。

鬼杉をあとにして「奉幣殿-上宮-南岳-材木石-鬼杉-奉幣殿」ルートの奉幣殿へ向かう予定でしたが、道をまちがえて「英彦山大権現(だいごんげん)」、「しゃくなげ荘」方面へ降りて行ってしまいました。

しかし、英彦山大権現は紅葉スポットらしく、このような紅葉をみることができました。まだ完全に紅葉してはなく8割ほどでした。

写真には写せませんでしたが、緑から徐々に赤へグラデーションをとっているモミジも綺麗でした。

しゃくなげ荘から国道500号線沿いに英彦山駐車場まで3kmちょっと歩いていき終了しました。

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