2013年1月27日日曜日

冬の由布岳登山 夜明けの湯布院

豊後富士の別名を持つ由布岳から、夜明けの湯布院を撮りたくて、朝5時半に登り始めました。さすがに、この時間から登る人はおらず登頂してしばらくしてからも人に出会わない、ちょっと不安な感じの登山でした。頂上付近にくると、遠くにあった雲が近づいてきて視界は不良となりましたが、雪と霧氷で刺激的な風景をみることができました。

下の写真は由布岳中腹からの、夜明けの湯布院です。


夜が明けてきて、はるかかなたに久住連山が見えます。今日は雲がかかっているようでした。

このとき、かなりの寒さでリュックに入れていたペットボトルの水がシャーベット状になってしまっていました。
登頂する前に朝日が出てきてしまいました。かすかにサンピラー(太陽柱)がみえます。山頂からだったらもっと綺麗だったでしょうね。

周囲の霧氷に朝日が照ってきましたが、これが絵に描いたように美しいです。

景色は綺麗ですが、とにかく寒い・・・というか痛い。風が吹き付ける場所ではなおさらです。
体を動かしているときは暑いくらいですが、露出している耳は痛くて我慢ができないほどです。普段ほとんど使わないアウタージャケットのフードですが、このときはかなりありがたかったです。



中腹から山頂方面を見上げるとこんな感じです。

西峰と東峰に登山道が分かれる「マタエ」付近の風景です。この付近では、岩に厚く氷がはっていてアイゼンが必要になってきました。アイゼンは登りよりも下りのほうで重宝しました。

由布岳西峰です。険しいこちら側に登っていく勇気はありませんでした。東峰の方へ登りましたが、雪の積もっていないときとは全く違う登りにくさでした。岩場が雪で覆われているため、足を踏み外さないよう注意を払いながら登りました。


山頂に到着したとき、ちょうどガスがかかってきました。

下の写真は下山途中に見えた現象です。サンピラーでしょうか?よくはわかりませんが光の柱が数分間現れていました。
この日、他にも太陽の光をあびて空中の氷の結晶がキラキラ輝いている「ダイヤモンドダスト」のような現象も見えていました。ただ単に積もっていた粉雪が風で空に舞っていただけかもしれませんが、美しい風景でした。

あまりにも細かい光の粒だったので写真にはおさめきれませんでした。

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