2012年10月14日日曜日

伊美別宮社(いみべつぐうしゃ)

場所:大分県国東市国東町伊美

石清水八幡宮の分霊を祀ったことが始まりの伊美別宮社。姫島を行き来するフェリー発着場の近くにあります。伊美港のまん前です。平安末期(886年)に建立されました。
正面の鳥居をくぐると上の写真のような石橋が出迎えてくれます。このとき、たまたま水鳥が石橋の近くで羽を休めていました。

毎年10月15日に秋季大祭で、流鏑馬(やぶさめ)が行われているそうです。伊美別宮社の流鏑馬は、走っている馬の上から3つの的をめがけ矢を射るもので、もともとは競馬だったそうです。

競馬の形だったものが、鎌倉時代に馬上で弓矢を射る形にかわったそうです。県指定選択無形民俗文化財となっています。


流鏑馬神事(やぶさめしんじ)の前日14日には神楽(かぐら)が舞われるそうです。


縁結び、子授け、安産、いろいろな病気を治癒してくれるという陰陽神が境内に祀られています。その形は男根で、台石が女陰となっています。小さな鳥居が3つ並んでいますが、その奥に陰陽神が見えます。

国の重要文化財に指定されている国東半島最大の国東塔(くにさきとう)もあります。高さ4.81mで今から700年以上も前・・・正応3年(1290年)に造られたそうです。
訪れる方は多くはないようですが、ポツリポツリと参拝者が来られていました。

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