2012年5月19日土曜日

鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)

撮影場所:大分県豊後高田市田染上野579

鎌倉時代に造られたとされる鍋山磨崖仏(なべやままがいぶつ)。

中央の不動明王立像の脇に、矜羯羅童子(こんがらどうし;向かって右)と制多迦童子(せいたかどうし;向かって左)が彫られています。

両脇の童子は風化してしまい、その形がわからない状態でした。不動明王は上の写真のように形が残っています。右手に宝剣、左手に索(太い綱)を持っているそうです。

高い崖のふもとに彫られ、仏様を風雨から守るために覆家(おおいや)が造られています。

県道34号線から山のなかへ、両脇に草の生い茂る石段を登って行きます。覆屋内の雰囲気からすると、人はほとんど訪れていなさそうですが、どなたかがお供えものの花や水を取りかえているようです。

鍋山磨崖仏は昭和30年に国史跡に指定されました。

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