無明橋(むみょうばし) |
夷耶馬(えびすやば) |
上の写真のような峰々を渡る登山道を中山仙境(なかやませんきょう)と呼びますが、山岳密教の行場でもありました。今回は前田登山口から、無明橋を目指しました。
中山仙境の要所要所に札所が設けられ、石仏が祀られています。
阿弥陀如来と弘法大師を模したものでしょうか。必ず二体一組で祀られています。
倒木の根っこに穴が開けられ、登山道の一部になっています |
道はわかりやすいので迷うことなく登ることができます。
無明橋(むみょうばし)周辺の道は険しくなっていて、鎖場が多くなってきます。
上の写真は無明橋付近からの眺望です。規模は小さいものの中国の桂林のようです。
一番の目的である無明橋が現れました。無明橋は二本の長石を合掌させるように造られ、天念寺(てんねんじ)のものとは造りがだいぶ違います。
脇に迂回路があるので、必ずしも渡る必要はありません。橋の下は断崖絶壁なので渡るのは注意が必要です。
写真を撮りながらゆっくりと登ったため、頂上である高城までに要した時間は2時間半ほどでした。標高は316.9mなのだそうです。
頂上からの眺めはとにかく絶景です。竹田川に沿って集落があり、その先に周防灘(すおうなだ)が広がります。天気のいい日でよかったです。
高城を過ぎると「馬の背」と呼ばれる痩せ尾根が現れます。道の両側は切り立った崖なので、腰を落として慎重に渡っていきます。
馬の背を過ぎた十二番札所で目の前は崖となります。ここで右側にルートが続いているそうですが、気づかずに道は終わりと思って引き返してしまいました。
十二番札所から焼尾公園を眺める |
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