2012年3月11日日曜日

旧千燈寺跡(きゅうせんとうじあと)の五輪塔群と五辻不動尊(ごつじふどうそん)

撮影場所 大分県国東市国見町千燈

旧千燈寺跡(きゅうせんとうじあと)に、訪れたのは2回目です。境内が広く、前回まわることができなかった場所へ足を運んでみました。五輪塔群(ごりんとうぐん)、五辻不動尊(ごつじふどうそん)が今回まわった場所です。
旧千燈寺跡の五輪塔群

仁聞(にんもん)が六郷満山の寺々を建てましたが、その最初のお寺が千燈寺(せんとうじ)と言われています。現在の千燈寺は、県道31号線沿いにあり旧千燈寺跡の場所から、昭和初期に移転されたものです。


上の写真は、その旧千燈寺跡の敷地内にある五輪塔群で、900基以上あるといわれています。実際に目の前にすると圧倒されます。

五輪塔群そばの山道を5分ほどあがると、千燈岳(せんとうだけ)登山口へつづく道へでます。道路脇に「石仏彫り教室」の看板がでていて、そばに石仏がありますが、教室の生徒さんによって彫られたのでしょうか。上の写真、石仏の後ろに広がってみえるのが千燈岳です。きれいなお椀型をしています。

千燈岳登山口から千燈岳へ行くには、途中で不動山を通ります。

ゴツゴツした岩肌に彫られた石段をよじ登っていくと五智岩屋(ごちいわや)が現れ・・・
そこには五辻不動尊(ごつじふどうそん)が祀られています。

「千燈寺」という名前はなんとなく「1000個のロウソク」からきているのかなと思いますが・・・登山口前の看板にその由来が紹介されていました。

この五智岩屋で仁聞が修行をしていると、東北海の龍王がこれに感心をして1000個の燈(とう;ロウソクか行燈のことでしょうか)を献じたことから千燈寺と名付けられたそうです。

東北海の龍王とは誰のことを指すのでしょうか。詳しいことはわかりません。
五智岩屋から後ろを振り返ると上の写真のような絶景が広がります。周防灘に浮かんでいるのが姫島(ひめしま)です。
眼下に広がる杉山
五智岩屋付近から眺める千燈岳全貌
不動山から千燈岳まで、まだまだ距離がありそうです。往復3時間ほどかかるそうなので、今回は千燈岳登山までは至りませんでした。

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