2012年12月6日木曜日

穴井戸観音(あないどかんのん)

大分県豊後高田市田染にある穴井戸(あないど)と呼ばれる洞窟。ここに穴井戸観音(あないどかんのん)と呼ばれる観音様が祀られています。

穴井戸観音
この観音様は濡れ観音とも呼ばれます。どんな日照りのときでも、洞窟内は雫が滴っており、この雫を頭につけると智恵がつき、目につけると視力が回復、飲むと子宝に恵まれると言い伝えられているそうです。
上の写真のような天井から滴る水滴。伝説の僧である仁聞(にんもん)にちなんで「仁聞の隠れ水」と呼ばれています。仁聞は国東半島に28の寺院を開いたと言われています。

洞窟は広く、奥行きが30m、幅20m、高さ15mあると案内看板には書かれています。入り口付近から洞内を見渡すと、こんな感じです。この一番奥に穴井戸観音が祀られています。

ぽたりぽたりと、雫の落ちる音だけが聞こえる洞内。ときおりコウモリが羽ばたきます。


穴井戸観音様の前から、入り口方向を向くとこんな感じです。右と左に洞窟入り口が見えます。

洞窟の前には、このような御堂が建っています。

御堂内の観音菩薩像。
この観音様に向かって左におられるスラッとした姿の観音様。近くまで行って確認していないのですが、おそらく木造だと思います。この近くにある間戸岩屋に祀られている朝日観音に姿が似ています。

こちらが間戸岩屋におられる朝日観音像です。




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